たいけん美じゅつ場とは
JR常磐線取手駅に直結した駅ビル「アトレ取手」の4階・約685坪を全面改修し誕生しました。取手市、東京藝術大学、JR東日本東京支社、株式会社アトレの産官学連携により、アートを介してコミュニティをつくることを目指す文化交流施設です。取手の特徴のひとつであるアートを社会と接続することにより、まちの新しい魅力づくりに取り組んでいます。
施設内には6つのスペースがあり、さまざまな興味を持つ方々がともに同じ時間と空間を過ごすことで、新しい出会いが生まれることを期待しています。
アートと社会を接続する取り組み
アートと人を結ぶアート・コミュニケータ「トリばァ」
アートを通じたコミュニケーションを生み出し、人と人、人と作品を結ぶプレイヤー。外部講師によるセミナーなどでアートやコミュニケーションに理解を深めながら、VIVAを拠点に対話型鑑賞プログラムや自主活動などをおこないVIVAの案内人として活動しています。
※毎年3月頃に新規トリばァを募集します。
講座内容:
基礎講座(全4回)
実践講座(アクセスコース・アーカイブコース・対話型鑑賞コースから選択・全4回)
※実践講座の一部はオンライン配信しており、他地域で活動するアート・コミュニケータを始め、社会課題とアートに関心のある方などへ広く発信しています。
作品とコミュニティを育てる「たいけん美じゅつ研究所 」
たいけん美じゅつ研究所の所長、日比野克彦氏(東京藝術大学美術学部長)から届いた“調査依頼書”を手がかりに自分なりの視点で作品を“調査”する体験プログラム。一般の参加者が答えを記入した調査依頼書は、VIVAでアーカイブされるとともに、作者の元に届けられます。
*お休み:木曜(その他のイベント開催時に参加いただけない日時があります。公式HPにてご確認ください。)
施設紹介
東京藝大オープンアーカイブ
東京藝大オープンアーカイブは、東京藝術大学大学美術館が保管する作品を中心に公開展示し、一般の来場者と共に調査研究を行う収蔵庫です。
美術館や博物館にある通常の作品収蔵庫で専門家以外が立ち入る機会はほとんどありませんが、ここでは時間を区切り少人数ずつ限定的にご案内することで、作品保護と公開を両立しています。
公開展示作品には、東京藝術大学が買い上げた優秀な卒業・修了作品に加え、取手市長賞に選ばれた取手市の買い上げ作品などがあります。
東京藝術大学の歴史資料でもある貴重な作品を次の世代に届けていくため、保存・管理していく場所として、美術館のホワイトキューブ(展示室)とは異なる収蔵庫を「体験」できる施設です。
とりでアートギャラリー
取手市が運営するギャラリー。3つに区切られた空間は、展示内容によってスペースを選ぶことができ、藝大生、取手在住のアーティスト、大人から子どもまで幅広い展示が行われています。
工作室
メンバーシップ登録をすると、利用できるものづくりのシェアスペース。手芸や木工などのものづくりのツールや、大判印刷、3Dプリンタなど作品制作に使える機材が揃っています。
ラーニングルーム
目的や人数に合わせてレイアウト変更が可能な学びのスペース。ワークショップや会議などにご利用いただけます。
大人の休日倶楽部ライブラリー
旅とアートをテーマに選書された本が350冊。希少なアート本から絵本まで、自由に閲覧いただけます。展覧会のカタログや取手市にまつわる本などを寄贈いただくことも。
VIVAパーク
机と椅子がランダムに配置されたフリースペース。読書や休憩、お友達とのおしゃべりなど使い方はさまざまです。ワークショップやアーティストトークなどのイベントも開催されます。