粘土の塔を作る子供たち

美術教育研究室

美術を通じた地域創生への貢献 自治体との教育連携事業
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シーズ

あおもりJOMON GYOMOプロジェクト
青森県環境生活部県民生活文化課委託事業 本学美術学部工芸科染織研究室との共同研究

青森県と本研究室ならびに工芸科染織研究室では、青森県を舞台に縄文文化をとおした文化芸術体験・学習プログラムを実施しています。そして生活文化や美術、教育等を広域に「つなぐ」プロジェクトに取り組んでいます。「風土に根差した芸術の可能性」を打ち出し、足元に立脚した等身大の文化から得られる新しい芸術価値をそこに住む人間が作り享受することが出来るサイクルを構築することを目的としています。
 

  1. 漁網作品制作
    植物繊維を素材として、個人ごとに小型の網作品制作。多くの学校等の参加を募り、小型の漁網を連結させ「大型漁網作品」を制作。
  2. 漁体験
    制作した「大型漁網作品」を使用し、児童・生徒、地域住民等が協働して漁体験。また、捕った魚を参加者で食べるイベントを開催。
  3. 漁網作品制作・展示
    制作した「大型漁網」を参加型作品として展示。来場者は、種(シードペーパー)を編みつけることにより、作品が完成する。種子は「未来、次世代」への願いや祈りを表現。また、作品の制作者名を表示し、一連の活動を紹介。
  4. 種をまき、育てる
    展示終了後は、作品に取り付けた種を活用し、植栽・植樹体験を行う予定。時間とともに網のカタチに沿って植物が芽吹き、その植物から新たな取組に繋がることで、縄文→現在→未来という悠久の時間の流れを想像するとともに体感する予定。

この縄文と美術を通した青森県独自の主体的で対話的な深い学びとなる本「縄文漁網プロジェクト」をとおして、予測困難な時代を生きていく児童たちに必要な生きる力を育成していきます。

話を聞く子供たち
漁網の網機
漁網
画面を見つめる参加者

幼児期における美術の造形と表現による教育の可能性についての実践的研究

本研究では、幼児期における美術教育の可能性と意義を考察するために、本学美術学部各研究室に幼稚園児のための美術の造形と表現による活動プログラムの立案を依頼し、モデル園に指定された荒川区立の幼稚園において、園の教員と協力してプログラムを実施するという教育実践に取り組んでいます。

体育館に集まる子供達
制作の様子
子供と大人が一緒に作業している
子供と大人が一緒に作業している

静岡県袋井市生涯学習プログラム

静岡県袋井市内において、市民に対する生涯学習プログラムを本研究室を中心に各科・研究室などと協力しながら、「本物の芸術に触れる」をテーマに、普段体験できないような質の高い創作活動の体験ワークショップを開催し、市民の感性や芸術に対する興味、関心を高めるとともに、ものづくりの楽しさと充実感を体感できる機会を創出しています。
「レリーフをつくろう〜塑像と石膏取り技法を学ぶ〜」というタイトルで開催。塑造によるレリーフ制作と石膏どり技法を学習しています。併せて、本事業の取組の様子を広く市民に発信し、美術文化理解を推進し、袋井市が進める「彫刻のあるまちづくり」事業の啓発にもつなげています。

絵を描く大人たち
話をきく大人たち

公開講座「みんなでつくる木工作」(令和元年度、2年度は新型コロナウイルス対策のため閉講)

本研究室では、公開講座として、みんなでつくる木工作を開講しています。本講座は小中学生とその保護者を対象とし、親子で力を合わせて一つの作品を作るというプログラムになっています。作品を作りあげるなかで、木という素材に触れ、様々な日本の伝統的な木材加工の道具を扱い、作品を作ることの喜びや楽しさを味わいます。

木の枠で作業する人
木製の作品 ピアノ
木製の丸い作品
木製の作品 小さなタンス

プロジェクト紹介

担当教職員

渡邉五大
東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻美術教育研究室 准教授

美術教育研究室について

美術教育研究室では、美術の教育的意義や美的人間形成について実技制作と理論研究から多角的に研究に取り組んでいます。
また、それらの研究から得られる知見を地域社会や学校教育の現場等に活かせるような実践的教育研究活動を行い、社会に貢献していくことをめざしています。