ピックアッププロジェクト
藝大食堂アーツ・センター化計画
多様な主体の創造的活動を支える場として、「藝大食堂」をひらいていくプロジェクト。《半農半芸》をベースのコンセプトとしながら、食の拠点としてさまざまな人の「食べること、生きること」を元気に支えつつ、さまざまな立場・世代・価値観の人びとの好奇心により変容し育つプロジェクトが並走しています(「耕すプロジェクト」、「藝大ファクトリーラボ連携事業」ほか)。
*コロナ禍により2020-2021年度前期は集客型の企画開催ではなく、継続的に顔の見える形で行う活動を重ねています。
これまでの取り組み
現代美術の公募展とオープンスタジオ(1999年〜2009年)
芸術祭型の事業として、全国から作品プランをあるテーマのもとに募集して選出し、秋の展覧会期にまちなかで発表する「現代美術の公募展」と、地元に制作・活動拠点を構える芸術家のアトリエ・スタジオを一般公開する「オープンスタジオ」を主要事業として毎年交互に開催してきました(初年度のみ同時開催)。「現代美術の公募展」は若手芸術家の登竜門の役割を果たし、オープンスタジオでは最大51件125組の作家が参加しました。
取手市内の団地を舞台に、日々営まれる生活のすぐ近くで、アーティストと住民が接触/共鳴しながら実験的な表現活動をおこなってきました。進んできた道も、年齢も、生活のかたちも異なる、さまざまな人びとが暮らす「団地」で、不特定多数に向けてではない、「ひとり対ひとり」のアートプロジェクトを並走。暮らしの中に表現の営みを育てることで、郊外都市だからこそ見出せる、これからの時代を生きる新しい価値観の可能性を探っています。
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いこいーの+TAPPINO運営
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とくいの銀行
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サンセルフホテル
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リカちゃんハウスちゃん
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IN MY GARDEN ほか
10年かけて旅する活動としてスタートしたコアプログラム。自然の要素を表現の軸に据えたアーティストたちとともに衣食住の新しい経験を創る試みに取り組んでいます。
活動拠点「TAKASU HOUSE」や「藝大食堂」を中心に、農や伝統技術を支える地域の方々と、創作活動を行う表現者たちが体を動かして協働し、土地の革新的な可能性を開く活動を展開しています。
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TAKASU HOUSE運営
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藝大食堂運営
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アーティスト・イン・レジデンス「‰(パーミル)」/「%(パーセント)」
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自然素材からの絵具開発
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大空凧プロジェクト
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ひだまりのひマルシェ
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ブルーベリーの育成 ほか
あしたの郊外(2013年〜現在)
都市でも田舎でもない、双方の要素を併せ持つ「郊外都市」でこそ可能な、これからの創造的な生き方を、アートプロジェクトを通じて考えることが、TAPの現在の活動に通底するテーマです。