メモリアルリバース

音まち千住の縁

市民参加型アートプロジェクト
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シーズ

大巻 伸嗣|Memorial Rebirth 千住

1分間に最大1万個のシャボン玉を生み出す装置を数十個並べて、無数のシャボン玉で見慣れたまちを一瞬にして光の風景へと変貌させる現代美術家の大巻伸嗣のアートパフォーマンス、Memorial Rebirth(通称:メモリバ)。
千住では、2012年3月にいろは通りから始まり、区内の小学校や公園など毎年場所を変えながらリレーのバトンのように手渡されてきました。その過程で、オリジナルの盆踊り「しゃボンおどり」が誕生したり、歌詞ができたり、夜空にシャボン玉を飛ばす「夜の部」が始まったりと、その形を変えながら、まちの様々な記憶と人をつないでいます。

ライトアップされたシャボン玉

大巻 伸嗣

大巻 伸嗣

1971 年岐阜県生まれ。東京藝術大学美術学部彫刻科教授。アジアパシフィックトリエンナーレや横浜トリエンナーレ2008、エルメス セーヴル店(パリ)、アジアンアートビエンナーレなど世界中の芸術祭や美術館・ギャラリーでの展覧会に参加している。展示空間を非日常的な世界に生まれ変わらせ、鑑賞者の身体的な感覚を呼び覚ますダイナミックな作品《Liminal Air》《Memorial Rebirth》《Echoes》を発表している。

野村 誠|千住だじゃれ音楽祭

音楽家 野村誠を中心に展開している「千住だじゃれ音楽祭」は、地域の人たちが、気軽にだじゃれを言い合い、そこから音楽を生み出し、市民と共に作り上げる音楽プロジェクトです。「だじゃれ」は、別々の言葉をつなげることで生まれるパワーを楽しむものであり、「だじゃれ音楽」は、その力を活かした、新しい作曲方法の開発に向けた取り組みでもあります。

千住だじゃれ音楽祭

野村 誠

野村 誠
「千住だじゃれ音楽祭」ディレクター。8歳で作曲を始める。中学時代は落語研究会に所属。2004年、野村幸弘とアジアの即興音楽を調査し、映像ドキュメントを開始。これまでに、タイ(2004, 2007)、インドネシア(2005)、カンボジア(2007)、台湾(2011)、マレーシア(2013)にて現地のアーティストとのセッションを撮影し、「アユタヤ」、「ポンジョンの丘」、「高雄生活藝術」など、約20本のドキュメンタリー映像を制作。また、こうした調査で出会ったアナン・ナルコン(タイ)、ヨハネス・スボウォ(インドネシア)らと即興グループ「I-Picnic」を結成し、イギリス、オーストリア、イタリアで公演とワークショップを行う。2013年には、日本財団APIフェローシップによりタイのシラパコーン大学にレジデント・コンポーザーとして1ヶ月滞在し、タイ国内の5都市で、小学校、高校、大学、ラジオ局、アートギャラリー、ライブハウスなどで、さまざまなコラボレーションを行った。東南アジアの作曲家のインタビューや共同作曲をまとめたウェブサイト「Practice and Documentation of Collaborative Composition in Southeast Asia」(http://asiancomposers.jimdo.com)を開設。最新のプロジェクトは、「瓦の音楽」と「だじゃれ音楽」。CD「ノムラノピアノ」(とんつーレコード)、著書に「老人ホームに音楽がひびく」(晶文社)などがある。

イミグレーション・ミュージアム・東京(IMM)

地域に居住する外国人との交流を通して企画されるアートプロジェクト。地域に暮らすニューカ マーの生活様式や文化背景を紹介するとともに、それが日常の中で変容していく諸相を「適応」「保持」「融合」という3つのキーワードから探ります。

踊っているフィリピンの女性たち
撮影:冨田 了平
イミグレーション・ミュージアム・東京 ロゴ

企画・監修:岩井 成昭
美術家/イミグレーション・ミュージアム・東京 主宰
1990年より国内および欧州、豪州、東南アジアの特定コミュニティの調査をもとに、映像、音響、テキストなどを複合的に使用した視覚表現を展開。近年はあらゆる世代を対象にしたワークショップや、多文化研究活動を並行して実施中。秋田公立美術大学教授、東京藝術大学非常勤講師。

アサダワタル|千住タウンレーベル

アサダワタルと公募であつまった音の記者(タウンレコーダー)とともに、千住で生活してきた市井の人々の記憶、千住のまちならではの風景や人間模様にまつわるエピソード、 千住に根づき息づく音楽などを通して、「まち」と「私」の関係を 「音」で表現・発信・アーカイブする、音楽レーベル(プロジェクト)。

川原に集まる人々

アサダワタル

アサダワタル

1979年生まれ。大阪出身・東京在住。 文化活動家・アーティスト、博士(学術)。 オフィス事編kotoami 代表、大阪市立大学都市研究プラザ 博士研究員。 サウンドメディアプロジェクト「SjQ/SjQ++」ドラマー。
音楽や言葉(概念)の創作実演、文化事業(アートプロジェクト)の企画演出、著述出版。これら一連のプロセスを通じて、人々の日常生活ときわめて近接した文化活動を展開。まちづくりや障害福祉、住宅政策やキャリアデザインなど多岐にわたる分野で、個性と創造性がのびのびと生かされるコミュニティづくりに勤しんでいる。テーマは「表現による謎の世直し」。自宅を無理なく他者に開放する「住み開き」や、肩書きや分野に縛られない漂流的な働き方を肯定する「コミュニティ難民のススメ」など、これまで提唱してきたソーシャルコンセプトは、既存の日常・仕事観を更新するものとして、幅広い領域で注目を集めてきた。
実践と並行して、滋賀県立大学大学院環境科学研究科にて2016年に学位論文『音楽による想起がもたらすコミュニケーションデザインの研究』で博士号取得。現在、大阪市立大学都市研究プラザ特別研究員、京都精華大学ポピュラーカルチャー学部非常勤講師として、「表現と社会」にまつわる独自の研究・講義に務めている。
代表的な著作に『住み開き 家から始めるコミュニティ』(筑摩書房)、『コミュニティ難民のススメ 表現と仕事のハザマにあること』(木楽舎)、『表現のたね』(モ*クシュラ)、 『アール・ブリュット アート 日本』(編著、平凡社)など。
またグループワークとしては、サウンドメディアプロジェクト「SjQ/SjQ++」のドラマーとして国内外の芸術祭やパフォーマンス公演に参加している。

千住・縁レジデンス

若手アーティストを招聘して、千住ならではの〈場〉や〈人〉とのコミュニケーションを深める滞在制作プログラムです。2019年度は、美術家・友政麻理子が仲町の家を拠点に活動します。

千住・縁レジデンス

仲町の家

仲町の家ロゴ

音まちの活動の足場としている「仲町の家」(なかちょうのいえ)は、千住仲町エリアにある日本家屋。
戦前に建てられた建物と、緑あふれる庭が広がる情緒深い空間です。
プロジェクトの展示会場や、映画上映、企画のミーティングなどに使用しています。

食卓を囲む人々

プロジェクト紹介

担当教職員

熊倉 純子

東京藝術大学 音楽環境創造科 教授
国際芸術創造研究科長 教授
熊倉 純子

音を通じて人と人との縁を見つめなおす、
足立区千住の市民参加型「まちなかアートプロジェクト」

「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」(通称「音まち」)は、平成24(2012)年度の足立区制80周年記念事業をきっかけとして、足立区にアートを通じた新たなコミュニケーション(縁)を生み出すことをめざす市民参加型のアートプロジェクトです。足立区千住地域を中心に、市民とアーティストが協働して、「音」をテーマとした多様なプログラムをまちなかで展開しています。

主催:
東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、
東京藝術大学音楽学部・大学院国際芸術創造研究科、
特定非営利活動法人音まち計画、足立区